【プロ解説】グラフィックデザイナーになるには?具体的なプロセスを紹介

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こんにちは、フリーランスデザイナーの坂本です。

今回は「グラフィックデザイナーになるには」というテーマで、具体的なプロセスを解説していきます。

ぜひ参考にして頂ければと思います。

グラフィックデザイナーとは【仕事内容】

グラフィックデザイナーとは印刷物をはじめ、平面のデザインを行う職種です。

具体的には雑誌広告やパッケージといった媒体で、文字やイラスト、写真といった要素を構成してデザインを作成します。

基本的にひとりで完結することはなく、必ずクライアントがいて、必要に応じてカメラマンやイラストレーターと連携しながら進めていきます。

必要なスキル

スキルとしては以下のようなものが必要です。

IllustratorPhotoshopの扱い(ツール)

・デザインの基礎知識(4大原則)

・その他知識(フォント、配色、レイアウト…)

ツールについてはIllustratorとPhotoshopが必須。

雑誌やカタログといったページ開きの制作物であればInDesignも必要なツールになってきますね。

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ツールが扱えた上で、デザインをする上での基礎知識があればOKです。

具体的には、デザインの4大原則といった基礎知識から、フォントや配色、レイアウトに関する知識。

これがWebデザインになるとコーディングやWeb製作の知識も必要になってくるので、グラフィックデザインだけであればまだ学びやすい方です。

グラフィックデザイナーになるには

ここからはどのようにグラフィックデザイナーになるのかというプロセスを解説します。

まず、よくある誤解として新卒であろうがなんだろうが、スキルが全く無い状態での就職は基本NGです。

ある程度ツールが扱えて、デザインができる、だけど実務経験がゼロという人は就職は可能ですが、会社でゼロベースで教えなければいけない人材は企業側からしても採用するリスクが高いので難しいです。

必ず学習期間を経て、プロとして仕事ができる状態であるということを理解しておきましょう。

独学

まず最初に思いつくであろう独学。

最近は書籍だけでなく動画やWebで学べるプラットフォームも多いですし、独学での環境は非常に整いつつあります。

メリットとしては学習費用がかからないことですが、デメリットとして挫折しやすく、学習効率が悪い、就職のサポートがないというのがありますね。

特にプロのデザイナーとしてやっていくのであれば、最初に就職という選択になると思いますが、誰も就職のサポートをしてくれないので自力で頑張る必要があります。

実務経験のない人の就職活動は大変なので、転職エージェントを使うと良いです。

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未経験からフリーランスデザイナーになれる?

ここで補足ですが、未経験からのフリーランスデザイナーでは不可能ではないですが厳しいです。

デザインの仕事は過去の実績をもとに受注できるものなので、実務経験ゼロの状態でフリーランスとして仕事をとるのは非常に難易度が高いですね。

とはいえ、実績を作ることは個人でも可能です。

クラウドソーシングなどを使って少しずつ積み上げ、ポートフォリオを拡充していくことで大きな案件を受注して独立することはできます。

学校に通う

次に学校に通うというケース。

学校は美術大学、デザイン系の専門学校、Webスクールといった3つです。

入学難易度と学費の特徴としては以下。

  • 美術大学…入学レベル高い、学費も高い
  • 専門学校…入学レベル低い、学費は高い
  • Webスクール…入学レベル低い、学費は低い

一概には言えませんが、認識としては上記の通り。

プロのデザイナーになるという目標設定であれば、Webスクールでも達成可能で、学習期間も費用も抑えることができます。

最終的な目標が、大手広告代理店への就職となると有名美術大学(武蔵野美術大学、多摩美術大学)の卒業は必須で、専門学校であれば桑沢デザイン研究所なんかが視野に入りますね。

デザインと聞くと実力社会というイメージですが、大手広告代理店などトップクラスの就職先になると学歴といったものも重視されるので、目指すゴールから逆算して学ぶ環境を選択する必要があります。

また、学校に通うメリットとして就職サポートがあるのが強いです。

どの学校も必ず毎年卒業生を送り込んでいる会社なんかがあり、コネとまではいきませんが、ある程度関係性のある会社があるので就職できる確率も高くなります。

費用、学習期間など余裕があるなら、学校で学ぶのが良いでしょう。

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【おすすめ】Webデザインスクールでの学習

ここまでで、グラフィックデザイナーになるための学習環境の解説しましたが、僕自身のスタンスとしておすすめなのはWebデザインスクールです。

Webデザインスクールという名前ですが、グラフィックも学べます。

美術大学や専門学校に通うメリットは正直、ネームバリューを武器に大手広告代理店や大企業への就職をするくらいで、プロとしてのスキルを身につけるのであればデザインスクールが最もコスパが良いです。

すでに社会人として仕事をしていて転職を考えている人や、主婦や大学生の方など、多くの人にとって最適解になるはず。

デザインスクールも美大や専門学校同様に就職・転職サポートがあり、費用や学習期間(スタイル)も柔軟に対応できるのでおすすめ。

ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

【まとめ】グラフィックデザイナーになる方法

今回の記事のポイントです。

ポイント
  • 必要なスキルはツールの扱いとデザインの知識
  • 必ず学習期間を経て就職活動する
  • 独学か学校に通うかはどちらでもOK。ただ、独学は学習効率や就職活動の面から厳しいところが多い。
  • 大手広告代理店に行くなら、有名美術大学や専門学校を卒業する必要あり
  • 費用を抑えてプロになるなら、おすすめはデザインスクール

少しでも参考になりましたら幸いです!

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