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今回は「とにかくデザインの仕事がつらい」という方や「デザイナーとしての先行きが不安だ」という方に向けて、何が原因で、それに対してどのような解決策があるかをご紹介します。
デザイナーの仕事がつらい原因と解決策
さて、デザイナーとしての仕事がつらいということで、必ず原因はあると思いますが、よくある悩みの原因としてあげられるのが以下のようなもの。
- 労働時間が長すぎる
- 給料が安い
- デザインに理解のない相手に苦しむ(クライアント、職場の人間関係)
- 仕事ができない
① 労働時間が長すぎる
デザイナーの多くが直面する労働時間、いわば残業ですね。
納期まで日にちが少なく、毎日のように残業しないと間に合わないケースや単純に仕事の量が多いケースは一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
デザイン業界のようなクリエイティブ職は、どこか残業を肯定しているところがあり、まだまだ会社に残って遅くまで仕事をすることが正義だとされていることは多いです。
とはいえ、全ての会社がそうではありません。
比較的歴史のある小さなデザイン事務所などではこのような風潮があったりしますが、設立して間もないベンチャーや労働環境に厳しい企業であれば、なるべく残業を減らそうという方向性なので、残業も少ないです。
そして解決策としては転職がかなり有効。
日本人は転職せずに長い間会社にいることが美学とされますが、アメリカ人の平均転職回数は10回以上。
グローバル基準で見ると、どんどん転職しても問題ないのです。
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② 給料が安い
参考までに、グラフィックデザイナーの平均年収は355万円。(男性377万円、女性314万円)
日本の平均年収は440万あたりで推移しているので、全体からみるとやや安い印象ですね。
これに加えて残業問題が加われば、薄給であることは否めません。
もちろん給料が安い原因として、自分自身のスキルや経験不足といった部分もあるかもしれませんが、根本的に日本ではデザイナーの立場が低いです。
解決策としてはデザインだけでなく別のスキルの掛け合わせで、自分の市場価値をあげるというものや、フリーランスとして仕事をする・転職をするなど、働き方や場所を変えるのが良いでしょう。
そして大事なのは、給料を決めるのは会社ではなく、実際は自分自身で決めているという意識を持ちましょう。
つまり、現時点で薄給に悩んでいるのであれば、それは会社が悪いのではなく、自分が会社に自分自身を安売りしている結果です。
この辺の意識をしっかり持って、次の行動へ繋げると薄給に悩まずに済むのではないでしょうか。
③ デザインに理解がない相手に苦しむ(クライアント、職場の人間関係)
さて次は人間関係に関するものですね。
人間関係というと職場内の上司とのトラブルなどが一般的ですが、それだけでなくクライアントとの関係性でも悩む方は多いです。
今回は「デザインに理解がない相手に苦しむ」と書いているのですが、これ結構あるんですよね。
クライアント側がそもそもデザインに理解がなく、口出しされて修正を重ね、結果的にデザイナーが本来意図していない成果物に着地したり。
正当な意見であれば良いものの、理不尽だと思えるような口出しも多々あると、精神的にも参ってしまいます。
④ 仕事ができない
新卒デザイナーの多くが直面するこの問題。
自分は仕事ができないと悩みつづけるケースです。
これ個人的には、かなり無駄な悩みだと思っていて、仕事が出来ないことを悩んでも仕事ができるようにはならないですよね。
どうすれば仕事が出来るようになるのかを考えるのが重要で、クヨクヨしすぎない事が大切です。
デザイナーの仕事がつらい人が今すぐできること
ここまで代表的な悩みをあげていきました。
すぐにできる解決策としては以下のようなものがあります。
人間関係が原因のものだったりすると、周囲の人間、あるいは直接本人に話せば解決してしまいます。
気持ちよく仕事をするためにも、勇気を出して話してみると良いでしょう。
物を頼まれると断れない方やストイックな方に見られる原因、頑張ることは素晴らしいコトですが、頑張りすぎるのは良くありません。
また、日本人は休むことが下手だといわれており、無意識にのうちに、どんどん自分に厳しくし、ストレスを溜め込んでいるかもしれません。
もう少し自分に優しくしてあげてください。
軽く解決策についても書きましたが、なかなか上記のような解決策ではうまくいかない事が多いと思うので、ここからはもう少し詳しくやるべき行動を紹介します。
- 自分の市場価値を知る
- スキルアップする
- 転職する
① 自分の市場価値を知る
例えば薄給や労働環境などの悩みは、転職をするのが解決策としてはベスト。
ただこれは、自分のスキルが会社の待遇に見合っていないケースにのみ有効なので注意が必要です。
そこで必要なのは自分の市場価値を正しく知ることです。
マスメディアンというデザイナー向けの就職・転職支援を行っているサイトがあり、ここで一度面談をして、自分がどのくらいの会社に転職できるのかを聞いてみるのがおすすめ。
面談というと面倒だなと思われるかもしれませんが、完全無料で、コンサルタントがアドバイスしてくれる上、デザイン業界に特化しているのでかなり的確です。
一度面談して、自分の市場価値を知れば、次に転職する際にも役立ちますし、足りないスキルを伸ばす努力へと繋げることができます。
ほんと全人類のデザイナーは、自分の価値を正しく知っておくべき。
② スキルアップする
先程の市場価値を知る部分で、もしスキルが足りなかった場合の解決策。
これはもう、スキルアップをするしかありません。
例えばグラフィックデザイナーがWebデザイナーに転身すると、WEB業界の方が年収も高くなる傾向にあるので、スキルアップと共に待遇に関する悩みもなくなりますし、在宅ワークなどで物理的なストレスも少なくなり、あらゆる面で改善することが多いです。
このようにスキルといっても、既存のスキルから派生させたり、新たに+αで付加価値をつけるなど様々です。
ちなみに僕はグラフィックデザイン×WEBマーケティングの掛け合わせで市場価値を高めました。
転職する
少しでも転職も良いなと考えるのであれば、転職サイトに登録して、実際にどのような会社が求人を出しているのかチェックしましょう。
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デザイナーの仕事がつらい原因と解決策【まとめ】
以上がデザイナーの仕事がつらい原因と解決策でした。
特に最後に紹介した解決策は、間違いなくやっておくと今後のキャリアに役立ちます。
…といっても、ちゃんと実行する人は1%もいないはず。
このような差を埋めることがデザイナーとしてのキャリアに大きく影響してくると思います。
ぜひ参考になりましたら幸いです!