【プロ解説】デザイナーにおすすめのパソコンは?必要なスペックについて解説

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こんにちは、フリーランスデザイナーとして仕事をしています坂本です。

今回はこれからデザイナーを目指すにあたって、パソコンを検討されている方に向けて、おすすめのパソコンと選び方について解説していきます。

デザイナーに最適なパソコンの選び方

パソコンの選び方としては、Adobeの推奨環境を基準にすると良いです。

Adobeというのは、IllustratorやPhotoshopといった多くのデザイナーが愛用しているツールを提供している会社。

基本的にデザイナーが使用するツールの大部分がAdobe社のものですし、これを読んでいるあなたもおそらくAdobeの制作ツールを使うことになります。

詳しい推奨環境についてはAdobeのサイトを確認頂ければと思います。

とはいえ、あまりにも専門用語が多く、パソコンに詳しい方でないとわからないと思いますので、ここからは少し噛み砕いてスペックについて解説。

デザイナーのパソコンでの必須スペック(性能)

スペックについてよく分からないという方でも、下記4つのポイントはぜひとも抑えて頂きたいです。

現役デザイナーがおすすめする必須スペック(性能)
  • CPU intel Core i7
  • メモリ 16GB
  • ハードディスク 500GB以上
  • OSはなるべく最新のものを(MacでもWindowsでも可)

1つずつ分かりやすく解説しますね。

CPU

CPUというのは、ハードウェアからソフトウェアまで、パソコンの全てを処理してくれるパーツ。

人の体でいうと、脳といっても良いほど、パソコンの各機能に大きな影響を与える部分です。

そんなCPUですが、intel(インテル)というメーカーが有名で、市販のパソコンの多くがintelのCPUを搭載しています。

みなさんが迫られる選択肢としては、Core i7, Core i5, Core i3の3つが主です。

おすすめはCore i7という世代で、そのまま「intel Core i7」という表記でスペック表には掲載されています。

Core i7であれば、デザインの作業はスムーズに処理できるので問題ないです。

どうしても金額的にコストダウンしたいのであれば、Core i5ですね。

メモリ

続いてこちらメモリ。

これケチるとデザイナーは結構ストレス溜まります。

メモリとはいわゆる記憶装置のことで、作業机という例えが分かりやすいかと思います。

デザイナーの制作では、IllustratorやPhotoshopといったメモリを多く消費するツールを扱いますし、実際の仕事になると並行してブラウザーで素材を探したりと、同時進行でする作業が多いです。

ですので、デザイナーの作業机は大きいほうが良いということで、メモリは比較的余裕のあるスペックにしましょう。

選択肢としては、16GBのメモリがベストです。

8GBだと少なすぎますし、32GBだと多すぎるので、16GBが最もデザイナーにはふさわしいと思います。

ハードディスク

続いてはハードディスク。

メモリ同じ単位なので混同しやすいですが、メモリが作業机なのに対し、ハードディスクは保管庫です。

ハードディスクの容量が多ければ多いほど、沢山のデータを保存できます。

おすすめは500GB以上で、余裕があれば1TB。

500GBあればとりあえず、Adobeのアプリケーションなども動かしつつ、データもある程度保存できます。

また、最近ではクラウドストレージという、オンライン(クラウド)上にデータを保存できるサービスもあるので、足りなくなったらクラウドストレージを使うという選択肢もあります。

OS

続いてOSはパソコンのベースとなるソフトウェアで、WindowsとかMacとかそういうものです。

OSについて少しポイントがあって、なるべく最新のものを選ぶようにしましょう。(中古のパソコンとか、あまりにも古いものを購入しない限りは大丈夫です。)

WindowsであればWindows7よりも8を、8よりも10をといった具合に、リリースが新しいものを選んでおくと、最新のデザインツールが扱えます。

デザイナーのパソコンはMacかWindowsか問題

さきほどOSについて触れましたが、MacかWindowsなのかという、全パソコンユーザーの永遠のテーマがあります。

結論ですが、これ本当にどちらでも大丈夫です。

デザイナーだとMacを使っている人が多いですが、これには歴史上の理由があります。

その理由とは、Webがまだ普及しておらず、パソコンを使ってやるデザインがあまり一般的でなかったころ、印刷業界で使われていたソフトがMacだけに対応していたからです。

もちろんその他にも、フォントにこだわりを持っているApple社のMacのほうが綺麗だからとか、ディスプレイが鮮明だからとかありますが、一番大きな理由はこの印刷業界で使われてたから、というもの。

結果的に印刷業界を相手に仕事をするデザイナーも、Macを使わざるをえなくなり、爆発的に「デザイナー=Mac」というイメージが広まったのです。

現在はMacでもWindowsでも制作ツールに大きな差はありませんし、好みで選んでOK。

こだわりがなければMacがおすすめです。多くのデザイナーがMacということで、同じOSであれば、データの受け渡しのトラブルも少なく、コミュニケーションも取りやすいです。

デザイナーはノートとデスクトップどちらにすべきか

パソコンにはノート型とデスクトップ型の2つがあります。

外出先でも作業をしたいのであればにはノートパソコンがおすすめ。

肌感覚ですが、フリーランスなど自宅で仕事をする人や、社内用パソコンがすでに用意されている人なんかはデスクトップを自宅で使うケースが多いですね。

ちなみにノートパソコンを選択した場合でも、別途ディスプレイを購入すれば、デスクトップのような形で作業ができます。

僕の作業環境は写真のように、MacBookをディスプレイに繋いだデュアルディスプレイです。(MacBookを閉じても使えるので、デスクトップ化できる)

デザイナーが選ぶべきディスプレイサイズ

補足としてディスプレイサイズについても言及しておくと、やはりサイズは大きめがベスト。

目安としてMac Bookだと13インチと16インチがありますが、16インチ推奨。

僕自身、13インチを使っていたのですがデザイン制作という観点でみると狭すぎるなと感じることが多いです。

繰り返しになりますがこの辺は好みになる上、外付けディスプレイという選択肢もあります。

デザイナーにおすすめなパソコン

デザイナーにおすすめのパソコンはMac、Windowsともに以下の通り。

Macのパソコン

  • MacBook Pro…ノートPC
  • iMac…デスクトップPC
Windowsのパソコン

  • XPS 15・9500…ノートPC

MacBook Pro(Apple)

僕もメイン機として使っており、多くのデザイナーが愛用するMacBook Pro。

今回僕があげたスペック全て満たしており、間違いない選択肢です。

MacBookにはAirシリーズもありますが、スペック的にやや不安が残るため、デザイナーにはPro推奨。

迷ったらこれを選べば問題なし。

iMac(Apple)

作業環境が固定の人で持ち運びが不要という方や、できるだけコスパを重視したい方はiMacがおすすめ。

最新モデルだと5Kのディスプレイが標準搭載されており、SSDでの高速読み込みも対応。

基本スペックは優秀。デザイナーが使うにはサクサク動くので安心して使えます。

XPS 15・9500(Dell)

Windowsパソコンは種類が膨大で選ぶのも一苦労ですが、有名メーカーのDellから出ているXPS 15・9500という機種は中でもおすすめ。

ある程度クリエイターが使用することを前提に設計されており、最大Adobe RGBカバー率100%という色の表現幅も完璧です。

スペックもかなり優秀で、ディスプレイサイズも15インチと大きすぎず小さすぎずでちょうど良いバランス。

Windowsのノート型でお探しの方はかなり良い選択になりますね。

デザイナーにおすすめのパソコンまとめ

今回の記事のポイント。

現役デザイナーがおすすめする必須スペック(性能)
  • CPU intel Core i7
  • メモリ 16GB
  • ハードディスク 500GB以上
  • OSはなるべく最新のものを(MacでもWindowsでも可)

これを踏まえた上でのデザイナー向けおすすめパソコン。

これらを参考に自分に合ったパソコンを選んでみて下さい!

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