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こんにちは、坂本です。
今回はWebマーケティングにおける資格をテーマにした話。
僕自身、現在フリーランスとして仕事をしており、当ブログをはじめ複数のメディア運営をしており、企業でもWebマーケターとして仕事をしていました。
そんな経験を踏まえた上で、資格が不要である理由と本当にやるべきことを解説していきます。
Webマーケティングに資格が不要な理由
前提として僕はWebマーケティングにおいて資格は不要だと思っています。
理由としては以下の2つ。
・民間企業の作り出す資格ビジネスに権威性はない
資格を重要視する企業は少ない
Webマーケターが資格をとる理由として多いのがキャリアアップだと思います。
履歴書では資格を記入する項目がありますし、自分のキャリアを考えた上で資格を取ったほうが良いのかな…と考えている方はきっと多いはず。
ですが、資格を重要視する企業は多くはありません。
実際に転職なんかでは、資格より実務経験が重要視されますし、資格があろうがなかろうがキャリアに影響を及ぼすことはなかなか考えにくいです。
民間企業の作り出す資格ビジネスに権威性はない
勤勉な日本人はとにかく資格好きな人が多いです。
これは資格を作る側もビジネスとしてかなりチャンスで、実際に民間企業が資格ビジネスに参入することで、様々な資格が乱立してる現状があります。
つまり、世の中の資格は企業が利益を得るために作っているものがほとんどで、テキスト代や資格を受けるために費用が発生するような仕組みになっています。
このような資格ビジネスに果たして価値があるのかは今一度考えるべきじゃないかなと僕は思います。
資格に限らず学歴や肩書き…それらしい擬似的な付加価値で取り繕うのも、履歴書の見栄えは良くなるかもしれませんが、本質的に「それを踏まえて何ができるか」というのを理解しなければ意味がありません。
もちろん企業の採用人事はそれらを見抜きます。
ここまで資格に関して否定的な考えを書いてきましたが、別角度で見てみると資格の良い利用法もあります。
例えば資格取得は基礎知識を体系的に学ぶには最適だったりします。
僕も学生時代に色彩検定という資格を取得しましたが、色彩に関する知識を一気に学ぶには良かったです。
僕はデザイナーでもあるので、実務に活かせる点も多く、良い資格ではあるかなと思いました。
単に資格をとって終わりではなく、その資格を取る上で本質的なメリットがどれくらいあるのか、という点で考えると良い資格かどうかは見抜けるんじゃないかなと。
体系的にまとめられた情報がないような分野であれば、資格を有効活用することで効率的な学習もできます。
Webマーケティングで箔をつけるのであれば実績作り
Webマーケティングにおいて、資格より間違いなく「実績作り」に力を入れるべきです。
例えばWebマーケティングで必要不可欠なツールであるGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)というものがあり、これも個人認定資格があったりしますが、問われるのは普遍的なツールの扱いです。
Webマーケターの役割としては上手くツールが扱えるかどうかではなく、そのツールを使ってどのような数字を作れるかというのが本質でしょう。
数字で語れる実績を持つべき
ここまでの話を踏まえて、数字で語れる実績を持つことがWebマーケターとしてキャリアアップにも繋がりますし、一番分かりやすく箔をつけることができます。
例えば僕が自分の実績を示す上でよく取り上げるのが以下。
・婚活メディアでメディアマネージャー(前年比300%)
・月間8万PV→月間21万PV、売上約3倍アップ
・YouTubeチャンネル運用開始から1ヶ月で登録者1万人達成、総視聴回数1000万回以上。アプリへのCV件数もデイリーで30件ほど。
こんな感じでWebマーケターとして関わったプロジェクトのビフォア・アフターを数字で証明するというのをよくやります。
実際これで就職や転職といったものは比較的楽に乗り越えることができましたし、クラウドソーシングなどのサービスでもプロフィール欄に掲載しておけば、後は勝手に企業から仕事のオファーがくることも多いです。
ですのでキャリアアップにしろ、Webマーケターとして箔をつけるのであれば、まずは自分が数字で語れる実績を持つことから始めるべき。
ここで僕の失敗談なのですが、2社目の転職の際にWebマーケターとして某大手企業のマーケティング職を受けたことがあります。
中小のベンチャー企業とかであれば、先程の実績を高く評価してくれたのですが、大手企業はそれらの実績の中でも個人での実績なのか、チームでの実績なのかという点をかなり重要視していました。
僕はこれまで個人の実績が目立っており、チームでの実績はあまり多くなかったために最終的に落ちてしまったのですが、この個人なのかチームなのかという視点は素晴らしいなと思いました。
個人の実績はその人自身の力が見れますが、反面チームでの実績が少ないと、協調性がない・個人プレーに走るといった風にも取れるのでマイナス評価になりやすいです。
僕のちょっとした失敗談ですが、これを踏まえると個人の実績、チームの実績とともに偏りがあっては、転職活動なんかではダメなんだなと。参考までに。
Webマーケターが実績を作るならコンテンツマーケティングがおすすめ
実績が大事とはいうけど、実際にどのように実績を作ればよいのか分からないという人もいるでしょう。
すでに会社でWebマーケターとして仕事をしているのであれば、会社のプロジェクトで結果を残せばOKですが、チームだとなかなか難しかったり、ポジションによってはそこまで大きな裁量がないことも。
僕がおすすめしているのは個人でコンテンツマーケティングに取り組むことです。
具体的にはブログやYouTube、TwitterやInstagramといったSNS媒体もそれに含まれます。
こうした媒体でフォロワーを獲得することも立派なマーケティングですし、ブログなんかはマネタイズの幅も広いので副業として実際に売上をあげることも可能です。
僕は学生時代にブログを立ち上げて、その実績で1社目の会社に入ったので、ブログをおすすめしていますが、自分の好きなプラットフォームでOK。
1年もあれば個人で月間2万PV(ページビュー)ぐらいは作れると思うので、数字で語れる実績としては十分ですし、この規模であれば売上もちゃんとたちます。
【まとめ】資格より実績を重要視して最短距離で力をつけよう
今回の記事のポイントです。
- そもそも資格を高く評価する企業は少ない
- 資格の多くは民間企業の資格ビジネスによるものであり、権威性もなく高い価値はない
- Webマーケティングで箔をつけるなら実績作りが必要
- 実績作りは個人でも行えるコンテンツマーケティングがおすすめ
興味のある方は副業がてら実績作りに励んでみるのも良いでしょう。