デザイナーを辞めたいなら読んで欲しい!異業種への転職は可能か

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今回はデザイナーから異業種への転職というテーマをお話していきます。

デザイナーとしての仕事をひと区切りにし、別の職種でチャレンジをしたい人を想定していますので、ぜひ参考にして下さい。

ちなみにこれを書いている僕自身もデザイナーからマーケターといった経歴です。体験談なども語りますね!

デザイナーが辛いなら辞めてみれば良い

この記事を読んでいるという事は既に転職活動をしている方か、まだこれから転職しようかどうかを決めかねている人でしょう。

転職を躊躇している人にあまり無責任なことは言えませんが、個人的にはデザイナーという職種が辛ければやめる選択肢は全然良いと思っています。

少なからず世の中には沢山の仕事があります。

頭では理解してはいても、実際にデザイナーとして仕事を続けていく中で「自分にはこれしかない」「これ以外に自分ができることってあるのか…」と思い、辛い仕事にしがみつく人も多いです。

人生の3分の1を占めると言われている仕事ですから、自分の納得いく形にするのが良いんじゃないでしょうか。

なんか違うなと思ったら1度やめてみても良い。特別な理由なんて何もいらないので、僕は肯定してあげたいですね。

やりたいことがなくてもOKです

よくデザイナー以外にやりたいことが特別あるわけではない、という人がいます。

最近では「好きなことで生きていく」といったポジティブな発信もSNSで度々見かけますが、「好きなことや、やりたいこと」って必ずしも必要ではないと思うんですよね。

人生において決まった生き方があるわけでもないですし、世の中目的意識をしっかり持って生きている人なんてそう多くないです。

ですから、デザイナーを辞めたあとにどんな仕事をすれば良いのか分からないという人も、辞めたあとでゆっくり考えれば良いと思います。

この記事ではデザイナーをやっていた人に適正のありそうな仕事もピックアップしているので、ぜひ参考にいていただければと!

デザイナーから異業種への転職事情について

そもそも異業種への転職事情について知らないと、色々不安だと思うので、まずはこの辺りについてデータを基に解説します。

異業種への転職割合

異業種からの転職自体、非常に稀なケースだと思いがちですが、実際にはそんなことありません。

以下は転職サイトdodaのデータを参照したグラフ。

20代のデータになりますが、異業種からの転職の方が半数以上を占めています。

20代前半の異業種からの転職割合

その上で、年齢による転職の割合を見ていきます。

年齢別の異業種からの転職割合

上記の通り、20代が最も転職割合が大きく、30代、40代につれて異業種からの転職は少なくなってきています。

背景としては、20代は未経験からでも今後のポテンシャルを見て採用するのに対し、30代以降はこれまでの経験が活かせるかどうかという視点になるためでしょう。

転職は年齢によってだんだん難しくなるとは聞きますが、異業種からの転職でも同様ですね。

とはいえ、ここ数年の傾向として、35~44歳のミドル層の割合も増加傾向にありますので、これまでの経験をしっかり活かせることができれば、30代以降で未経験でも異業種への転職は可能ともいえます。

  • 異業種への転職は当たり前のこと
  • 20代であればポテンシャル採用なのでハードルは低い
  • 30代以降から徐々に未経験者(異業種からの転職)の採用は減っている
  • 35~44歳のミドル層の採用は近年増加傾向にある

上記を踏まえて、異業種への転職を迷っているのであれば、なるべく早く動き出したほうがハードルが低いということを再認識すべきです。

異業種転職をするメリット

デザイナーから異業種転職をした人って中々いないと思うので、実際にデザイナーからマーケターへと転職をした僕が経験ベースに異業種転職のメリットを紹介。

異業種転職は一見すると「未経験で転職」「以前のスキルが通用しない」というデメリットばかり目立ちますが、メリットもあります。

  • デザインスキルの掛け合わせで市場価値が上がる
  • キャリアアップに繋がる

メリットとしては上記の通り。

要はデザインスキル(制作やデザイン思考)は他の職種でも転用しやすく、市場価値が上がりキャリアアップに繋がるということ。

僕は元々グラフィックデザイナーでしたが、マーケターに転身してからも「バナー広告を自ら制作して広告運用までを行う人材」というポジションを確立することができました。

僕の場合は実務にダイレクトに活かせましたが、例えばデザイン思考といった部分は、幅広い職種に転用することができます。

デザイナーから異業種転職する3つのパターン

デザイナーから異業種へ転職するパターンは3つあります。

  • 業界を変える(例 : 印刷業界からWeb業界へ)
  • デザインが活かせる職種への転職(例 : 企画職、広報)
  • 完全な未経験職に転職

業界を変えるパターン

まず最も転職難易度が低い「業界を変える」パターンの転職。

DTPデザイナーであればWebデザイナーに転身するといった感じで、デザインのスキルをそのまま別業界に持ち込むものです。

デザイナーといえど、広告、パッケージ、Web、アパレル…といった具合に業界は多岐に渡ります。

もし、今の業界でのデザイナーの仕事に不満があっても、別業界では解消されるケースも十分あります。

例えば印刷業界で、広告制作会社のグラフィックデザイナーは長時間労働などのブラックな環境がよくありますが、IT企業のインハウスデザイナーになれば、労働環境は圧倒的に改善される、といったケース。

採用側としても、デザイナーとしてのキャリアがそのまま活きるので採用しやすく、業務的にも問題なくこなせるので喜ばれます。

デザイナーそのものがまだ嫌になっていなければ、ぜひ最初に検討してみることをおすすめします。

このようにデザイナーという軸は大きく変えずに、業界を変えて転職する際にはレバテックキャリアという転職エージェントがおすすめ。

クリエイティブ関連の専門誌を扱っている宣伝会議が運営しているので、ミスマッチも少なく、興味のある求人に出会えます。

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デザインが活かせる職種への転職

次はデザインが活かせる職種。

個人的にデザイナーが次に選ぶ職種としておすすめしたいのが「企画職(マーケティング)」です。

繰り返しになりますが、僕自身もデザイナーからマーケターというジョブチェンジをした人間なので、経験済みな上でおすすめです。

というのも、デザイナーであれば企画職の適性がすでにある場合が多いんですよね。

デザイナーは本質的にクライアントの問題解決をデザインという形で提案しているわけで、問題を解決する提案をするというプロセスが完全に一致しています。

もちろん、業界などによっても様々ですが、僕はデザイナーからマーケターになってみて、意外と似ているなと感じました。

これを踏まえると、企画職だけでなく営業や広報も非常に近いです。

以前のキャリアをしっかりPRしやすい上、企画もできるデザイナーといったポジションを確立しやすいため、未経験でも頑張ればディレクター職なんかも狙えます。

完全な未経験職に転職

そして最後が完全な未経験職。

20代であればポテンシャル採用であっさり決まるかもしれませんが、30代以降は職種はしっかり吟味した上で対策をした方が良いです。

未経験職ということで、すでに興味のある職種があれば良いのですが、全く検討がない場合は転職エージェントを利用して、自分の適性を照らし合わせて決めましょう。

デザイナーから異業種転職を考えるなら転職エージェントを使うべき

前述の通り、次の職種に不安がある、もしくはまだ決まっていないという方は転職エージェントに相談した方が良いです。

転職エージェントというのは、その名の通り、転職先を紹介してくれるエージェントのこと。

採用した企業からエージェントに対して、紹介料が支払われるので、転職者は1円も支払わずに転職できます。完全無料です。

転職サイトと違って、転職先を探してくれたり、企業とのやり取りも代行してくれるので、今の仕事を続けながら転職活動を進めることができます。

異業種への適性はカウンセリングで分かる

転職エージェントを利用するメリットとして特に大きいのが、この適性カウンセリングを基にした職探しができること。

多くのエージェントでは最初に経歴やスキルといった市場価値に直結する部分をカウンセリングしてくれます。

それをベースに転職先の業界や職種の提案をしてくれるので、何をやれば良いのか分からないという人でも安心です。

また、エージェントの紹介先は大手もありますし、基本的に年収アップの方向性で進めてくれます。

直接やりにくい年収交渉も代わりにやってくれますよ!

未経験職のエージェントはDodaがおすすめ

転職エージェントには様々なものがありますが、異業種への転職であればDodaがおすすめです。

そもそもの求人数が多く、業界なども非常に多く網羅されています。

その上で、専門スタッフがカウンセリングし、親身になってサポートしてくれるので、これから転職活動をするには最適です。

Doda の電話カウンセリング受けた。
基本的に希望や状況を聞く感じで進めてくれて、急かす感じも無く転職する気がまだ薄い自分にも色々と話してくれたのでよかった。

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Dodaのキャリアカウンセリング受けたけど、かなり有意義な時間になってすごく良かった。昨日のIT専門の人材紹介会社の面談で言われた残業なしの求人はないなんて嘘じゃねぇか。さぁ転職活動の幕開けだ。

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最後になりますが、今の仕事を続けながら同時並行で転職活動をしておくと、無職期間が生まれずに済みます。

ぜひ、転職活動は早く始めておくことをおすすめします。

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【まとめ】デザイナーから異業種転職するために

今回の記事のポイントです。

ポイント
  • デザイナーがつらいなら辞めて次の仕事を探せばOK
  • 必ずしもやりたいことがないとダメというわけではない
  • 【to do】業界を変える(例 : 印刷業界からWeb業界へ)
  • 【to do】デザインが活かせる職種への転職(例 : 企画職、広報)
  • 【to do】完全な未経験職に転職
  • 転職エージェントを利用すると活動がスムーズです

デザイナー職での転職(例: グラフィックからWeb業界)

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完全未経験の異業種転職(例: デザイナーから企画職)

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転職はすぐに決まるわけではありません。できるだけ早い段階で動き出した方が良いです。ぜひ参考にして下さい!