みなさんはお金の勉強をしたことがありますか?
日本では小学校、中学校といった義務教育でもお金についての教育があまり行われておらず、金融教育を受けられる機会が極めて少ないです。
ですのでお金についての知識、いわゆる金融リテラシーが先進国の中でも低いといった現状にあります。
今回は金融リテラシーを身につけたいという方に向けて、おすすめの本を紹介していきます。
お金について学べるおすすめマネー本
知らないと損する 池上彰のお金の学校
テレビでも引っ張りだこの池上先生の著書。
池上彰先生といえば政治情勢というイメージが強かったりしますが、この方はかなり広い分野に精通しています。
普通にサイエンス本とかも出してますからね…!
そんな先生が金利、インフレやデフレについてなどお金の基礎知識をかなり分かりやすく解説してくれます。
初心者必見のお金の入門書といったところです。
働く君に伝えたい「お金」の教養
こちらもお金について学ぶ入門書といった位置づけです。
20代社会人に向けての本ということですが、30代だろうと40代だろうと読んで損はありません。
人生におけるお金の不安を取り除くべく、「知る、使う、貯める、増やす、稼ぐ」といったステップで学べます。
著者はライフネット生命の出口会長ということで、お金のプロの考え方も知ることが出来ます。
個人的には先ほどの「知らないと損する 池上彰のお金の学校 」とこの本を読めば基礎的な部分についてはOKかなと思います。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
この本は初心者に向けたお金を増やす資産運用についての本です。
日本では貯蓄こそが美徳だと考えている方が非常に多いですが、低金利の銀行に預けたところでお金は増えません。
お金を増やしたければ、ぼったくりの宝くじなんて買ってる場合ではありませんし、必要以上に保険に加入しなくても良いのです…といったお話がたくさん書いてあります。
そこから実践的な方法についても触れているので、まさにタイトル通りの難しいことは分からないけど、お金を増やしたいという方におすすめの一冊です。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
いまや定番のこちらのベストセラー本。
マルチ商法などで取り上げられてしまい、一時はイメージダウンしましたがそれでもなお売れ続けているのは良書である証拠ですね。
タイトルにはお金の哲学とありますが、内容は主に一般の人とお金持ちとの考え方の違いについてです。
「お金を働かせて不労所得を得る」という考え方にフォーカスしており、投資についても触れているので、かなり勉強になります。
お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること
お金の使い方について書かれた本。
こういうマインド的な部分に触れているマネー本は少ないので、とても参考になります。
文体も読みやすくサラッと読めますし、実際の行動へのハードルも低いです。
自己投資の重要性を再確認できる良書です。
私の財産告白
本多静六による著書で、いかにして生涯に渡って財産を築き上げたかということが語られています。
中でも特筆すべきは、「月給4分の1天引き貯金」
改めて貯金の力を思い知らされます。
個人的には巨万の富を得た本多静六が、定年と同時に全財産を寄付するというエピソードがしびれました。ぶっ飛んでるなぁ。
となりの億万長者
私の財産告白につぎ、なんとも分かりやすいタイトル。
本書は億万長者って意外と周りにいるよといった切り口で、彼らがどのような生活スタイルで億万長者になったのか、普通の人とどこが違うのかという話が書かれています。
億万長者の自動車の保有数や車種といった細かい統計データまで乗っていて、実に説得力のある内容でした。
やはりお金に不自由なく暮らせるようになるには、しっかり資産をコントロールし、見えを張ったり無駄な買い物は辞めるべきなんだなと。
億万長者になりたい人はぜひ読んでいただきたい一冊。
父が娘に語る経済の話
資本主義を解き明かすといった名目で、分かりやすい言葉で経済についての話がされています。
この”分かりやすい”というのが大事で、資本主義を語るのに資本主義という言葉を使わなかったり、より本質的な部分に着目し、理解できるようになっています。
格差がなぜ起こるのか、仮想通貨は1万年前から存在していた等々、実にユニークな切り口で面白かったです。
気軽な経済の読み物として、うんちくと好きな人はハマるんじゃないかな。
インベスターZ
ここまでマネー本を紹介してきましたが、漫画で学べるものもあります。
投資をテーマにした漫画で圧倒的支持を受けるインベスターZ。
作者の三田紀房さんは代表作のドラゴン桜でも有名ですね。全21巻です。
ざっくりあらすじとしては、名門学校が舞台となっており、設備が整った学校は学費が無料。
しかし実態は、優秀な学生達が投資をして学校経営を支えているというものです。成績トップの主人公もこの実態を知り、投資をすることに。
中学生が一から投資を学んでいくというのがストーリーの大筋です。
この時点で最高にエキサイティングな内容なのですが、インベスターZには大きな魅力がいくつもあります。
投資についてはもちろん、お金について学ぶことが出来るのが個人的には良いなと思いました。
日本では義務教育でしっかりとした金融教育がないので、大人でさえもお金、すなわち経済についてあまり理解がない方も多いです。
インベスターZでは、株式投資を通じて経済の仕組みを解説してくれる場面が多く出てきます。
漫画なので、要点がつかみやすく、今まで経済の勉強をしてこなかったという方でも十分理解が出来ます。
元ライブドアの社長の堀江貴文氏や株式会社ユーグレナの出雲充氏など、実在の実業家の方など多くが出てきます。
作中でもまさにその人が言いそうな発言や考え方が垣間見えるので面白いです。
実在の人物が出てくることでよりリアリティのある会話が生まれますし、個人的にはベンチャー企業がどう成り立っているのか等の学びが多かったです。
この作品が支持される理由のひとつに数多くの名言があります。
“美人の隣に座れるのは美人に告白した男だけ”という言葉にはしびれましたね…。
この名言をはじめ、作中では投資をする上でのマインドについて語られることが多いです。
つまり、どういう気持ちで投資をするのか。それらは人生にも置き換えられるであろう重要な話ばかりでした。
これに関しては、ぜひとも読んで確認して頂きたいです。
【補足】上記の本を読んだ上で実践したこと

ここまで紹介してきた本で、真っ先にやるべきだと思ったのが「家計改善」
具体的に行った方法などは下記の記事で紹介しています。
ここでは、本から得た学びで実践したことをまとめます。
実践① 給料4分の1天引き大作戦
手にとったのは先ほど紹介した「私の財産告白」という本です。
この本は本多静六という園芸家であり、株式投資家でもある人がいかに財産を築いていったのかという事が赤裸々に語られています。
その中でも特に印象的だったのが、お金持ちになろうと決心した本多静六が最初に行った給料の4分の1をひたすら天引きするというもの。
その額を元手に株式投資を始めるのですが、この天引きしたお金が雪だるま式に膨れあがったという話。
貯蓄っていくらぐらいすれば良いのか分からないですし、とりあえず僕も4分の1天引きを実践しています。
実践② 臨時収入に手を付けない
僕は本業以外にも収入があるので、毎月臨時収入が入ってくる状況なのですが、今後はこれに一切手を付けずに、全て自己投資・金融投資に回したいと思っています。
以前に20歳の僕が投資をスタートした理由!3000円でできる投資生活という記事を書きましたが、この信用信託も最近、プラスになってきているので、もう少し額をあげて他の投資にも挑戦してみようかなと。
少額だと意味ないみたいな話も聞きますが、浪費するより全部ぶっ込んだほうが良いんじゃないかと思っています。
実践③ ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座に行く
お金で困る人と困らない人の違いはお金について知っているかどうかです。
日本の学校教育ではマネーリテラシーについてなどなかなか教えてくれません。
そこで、もっと実践的かつ実用的な学びが欲しいと思って、色々リサーチしていたのですが、ファイナンシャルアカデミーのお金の教養講座というマネーリテラシーを身につけられる講座がありました。
日経新聞などで紹介されており、お金を学ぶなら間違いない講座だと思います。
完全無料の講座なので、行かない手はないです!
まとめ
いかがだったでしょうか。
これらの本を読めば、お金への不安や悩みも解消されますし、ある程度の金融リテラシーも身につきます。
当ブログではマネーリテラシーの重要性を度々書いているのですが、自戒の念をこめて改めて自分自身もさらに金融についての勉強しなければと思っています。
失うものが少ない20代のうちに色々経験を積まなければならないですし、もっと勉強して挑戦します。
学生はもちろん、社会人にもおすすめしたい本になっているので、ぜひ興味のある本から手にとってみると良いでしょう。
20歳の僕が投資をスタートした理由!3000円でできる投資生活
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